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日本作物学会の会員の皆様へ

会長 大杉 立
(東京大学大学院農学生命科学研究科)

 新しい体制となり3か月が過ぎました.この間,総会で承認して頂いた事業計画を実行するための体制を協議するため,4月12日には,会長,副会長,庶務幹事および会計幹事からなる事務局会議を東京大学にて開催しました.また,6月14日には東京大学にて各委員長,ワーキンググループ座長等で幹事会を開催しました.これらの会議により,以下のように各種委員会・ワーキンググループの体制が整いました.

1.各種委員会の構成
 和文誌編集委員会(平沢正委員長),英文誌編集委員会(井上眞理委員長),学会賞選考委員会(齊藤邦行委員長)およびシンポジウム委員会(山内章委員長)については評議員会において委員長と委員が選出されており,前委員会から会務の引継ぎが行われております.その他の委員会については,以下の方々に委員長をお願いしました.
 (1)用語委員会:松田智明委員長(留任)
 (2)海外交流推進委員会:長谷川利拡委員長
 (3)広報委員会:大門弘幸委員長
 (4)情報管理委員会:佐々木治人委員長
 (5)レビュー委員会:白岩立彦委員長(留任)
 用語委員会については,作物学用語解説集の最終仕上げと作物学用語集の改訂があることから,また,レビュー委員会については,既に基本的な構想が出来ている和文誌ミニレビューを軌道に乗せるためと「作物栽培学体系」を委員会として再検討するため,それぞれ委員長には留任していただくことにしました.また,和文誌のミニレビュー企画担当は坂斉さんにお願いしました.従来の情報ネットワーク化委員会は仕事の内容が多岐に渡ってきたため,主に情報発信を担当する広報委員会と情報管理を担当する情報管理委員会に分けました.広報委員会には学会のPRを積極的に行ってもらう所存です.

2.ワーキンググループの構成
 「将来構想検討ワーキンググループ(WG)」(岩間和人座長,会長・副会長+若干名のメンバーで構成)を引き続き設置して,学会活動の今後のあり方について様々な角度から議論していくことにしました.また,このWGの中に,サブWGとして,①育種学会との連携WG(岩間座長),②支部との連携WG(岩間座長),③若手育成方策WG(中川博視座長)を組織しました.育種学会との連携WGは昨年から引き続きですが,来年春の育種学会との合同大会に向けて合同シンポジウムの企画・調整など育種学会との連携を密にするためのものです.支部との連携WGは,学会の長年の懸案である支部との関係を一歩踏み込んで検討するための組織です.若手育成方策WGも昨年から引き続きですが,中川座長には若手会員とざっくばらんな意見交換をして,今後の学会のあり方の検討に活かしてもらうことをお願いしました.
 また,新たに男女共同参画検討WG(山岸順子座長)を設置しました.学会として初の試みですが,研究者集団としてキチンとした対応が求められており,問題点の整理から始めていただくことにしております.
 このような新体制で今後2年間学会活動を行っていきますのでご協力の程よろしくお願い致します.