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日本作物学会の会員の皆様へ

会長 国分牧衛
(東北大学大学院農学研究科)

 新体制となり3か月が過ぎました.この間,総会で承認して頂いた事業計画を実行するための体制を協議するため,4月15日には,会長,副会長,庶務幹事および会計幹事からなる事務局会議を大阪府立大学にて開催しました.また,6月3日には東京大学にて幹事会を持ちました.これらの会議により,以下のように各種委員会の体制が整いました.

1.各種委員会の構成
 和文誌編集委員会(山本由徳委員長),英文誌編集委員会(丸山幸夫委員長),学会賞選考委員会(黒田栄喜委員長)およびシンポジウム委員会(根本圭介委員長)については評議員会において委員長と委員が選出されており,前委員会から会務の引継ぎが行われております.その他の既設委員会については,下記の方々に委員長をお願いいたしました.
 (1)用語委員会:松田智明委員長(再任)
 (2)海外交流推進委員会:近藤始彦委員長(再任)
 (3)情報ネットワーク化委員会:佐々木治人委員長(新任)
 用語委員会については,作物学用語解説集の編集が大詰めを迎えていること,海外交流推進委員会については国際交流セミナーの定着化のため,委員長には留任していただくことにしました.
 また,レビュー委員会ですが,今期の仕事が,1)定期的なレビュー体制の構築・企画,2)和文誌のレビュー企画,3)「栽培学大系」の出版と多岐にわたることから,レビュー委員会は活動全体を所掌しながらも1)を重点的に担うこととし,2)と3)についてはレビュー委員会の下に小委員会を設置して集中的に取り組んで頂くことにしました.レビュー委員会の委員長は白岩立彦(京都大)さんに,「栽培学大系」出版小委員会の担当は森田茂紀(東京大)さんにお願いしました.和文誌のミニレビュー企画担当は引き続き前田英三さんにお願いしております.

2.新たな委員会等の構成
 前期からの宿題として,「若手支援方策」の具体化と「学会戦略」の検討継続があります.前者の課題に取り組むため,「若手育成方策ワーキンググループ」を新たに組織し,齊藤邦行(岡山大)座長のもとで,具体的な方策を検討・提案していただくことにしました.「学会戦略」については,前期のワーキンググループ(丸山幸夫座長)を発展的に改組し,「将来構想検討ワーキンググループ」(平沢正座長,会長・副会長+若干名のメンバーで構成)を設け,学会活動の基本的なあり方について議論していくことにしました.
 なお,これらの新体制については,秋の講演会の折に開催いたします評議員会に報告し,承認していただく予定にしております.