会員更新時期にあたってのお願いとご報告
会長 山内 章
(名古屋大学大学院生命農学研究科)
会員の更新時期にあたり,会員の皆様には更新の手続きを行ってくださいますようお願い申し上げます.とくに,学生会員の皆様におかれましては,卒業・修了後も引き続き会員を継続してくださることを願っております.
本会では,会員の実態とニーズを把握することによって,より効果的な学会活動を展開するために,会員の皆様の学会加入状況,研究状況,ご意見等を収集させていただくことにしました.具体的には,若手支援や男女共同参画推進への活動強化,会員数の増加,事務管理作業の効率化,本学会ならびに外部団体による受賞候補者の掘り起こし,選挙事務の効率化などに資することが目的です.
つきましては,皆様の関連情報を「事務連絡票」または「振替用紙」でお知らせくださいますよう,お願い申し上げます.なお,お送りいただいた情報は,本目的以外には使用いたしません.また,取扱いには十分に留意いたしますことを申し添えます.
本会では本年度,会員の皆様の研究成果を,日本作物学会紀事第81巻ならびにPlant Production Science Vol. 15に掲載し,広く公表してまいりました.また,会員の研究成果発表と意見交換の場として,第233回講演会(東京農工大学)および第234回講演会(東北大学)を開催いたしました.そのうち第234回講演会では,シンポジウム「東日本大震災から農業再生と作物生産技術」や韓国作物学会長を招聘した国際交流セミナー「Current Status and Outlook of Crop Science in Korea」を開催し,震災からの復興や国際的な作物生産・農業をめぐる課題を科学と技術の視点から検討し,情報と意見の交換を行いました.
本年度は,このように会員の相互交流,情報交換,併せて国際的な研究交流の促進を図り,作物生産の現場と密接な連繋を保って活動を展開していくことが重要であると考え,取り組んでまいりました.運営にあたり,会員の皆様のご協力に厚くお礼申し上げます.あわせて,会員の皆様には本年度の本会の活動や運営が有益であったことを願っております.
多くの会員が研究を発表すると同時に,情報や意見の交換を活発に行っていくことが,それぞれの会員のアクテビティに反映し,ひいてはわが国の作物生産を担う本学会の使命を果たすことができるものと考えております.本会では今後も会員の皆様にとって魅力的で有益となる学会運営を考え,取り組んでまいります.