【日本科学振興協会(JAAS)】シンポジウム「信頼される科学、活躍できる研究者へ」のお知らせ

日本科学振興協会(JAAS)からシンポジウム「信頼される科学、活躍できる研究者へ」のお知らせが届いておりますので、ご案内します.

■企画概要■
信頼される科学、活躍できる研究者へ ―研究力強化と研究倫理から考える、次世代人材が輝く未来の創出

【日 時】 10月25日(土) / 10:30~15:00
      ・科学への信頼(研究公正)10:30~12:00
      ・日本の研究力を再生する(人材育成)13:30~15:00

【会 場】 日本科学未来館7F 未来館ホール(参加無料)

■企画内容■
セッション1)科学への信頼(研究公正)10:30~12:00

トランプ政権では科学研究支援が大幅にカットされようとしており、また反ワクチン運動の旗手の一人が厚生部門のトップに就任しました.日本においても、科学に対する信頼が揺らいでいることは、原発事故や新型コロナのパンデミックの際に浮き彫りとなりました.この問題に対する特効薬はありませんが、科学の社会への融和を目標とした取り組みを続けることが大切です.このセッションでは、パネリストから科学コミュニケーションの重要性、科学コミュニケーションの実践についてお話しいただき、社会と研究者のミスコミュニケーションが生じる理由、身近な場における科学との付き合い方といったトピックについて意見交換します.

【演 者】(敬称略)
髙橋 明子(千葉大学)、詫摩 雅子(科学コミュニケーター)、田中 智之(京都薬科大学、JAAS)、田中 幹人(早稲田大学)、堀口逸子(慶應義塾大学)

セッション2)日本の研究力を再生する(人材育成)13:30~15:00

トップ10%論文の比率の低下など、近年、日本の研究競争力は著しく低下し、世界的プレゼンスが失われつつあります.その背景には、研究資金の過度な選択と集中や、改正労働契約法の影響による有期雇用の常態化など、研究人材を取り巻く環境の悪化が挙げられます.とりわけ若手研究者にとって雇用の不安定さは深刻であり、長期的な視点に立った研究の継続やキャリア形成が困難となっています.研究の基盤を支えるのは人材であり、その育成と処遇改善なくして日本の科学技術の再生はあり得ません.博士人材がアカデミアのみならず産業界・官界においても力を発揮できる社会の実現に向けて、制度改革と政策支援の在り方を多角的に議論します.

【演 者】(敬称略)
磯谷 桂介(中部大学、JAAS名誉フェロー)、市川 衛(武蔵大学)、大野 敬太郎(衆議院議員)、金井 良太(株式会社アラヤ)、古川 哲史(東京医科歯科大学)、三輪 秀樹(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター、JAAS)

■サイエンスアゴラ2025
開催日程: 2025年10月25日(土)・26日(日)10:00〜17:00
会  場: テレコムセンタービル、日本科学未来館(東京・お台場青海地区)
公式サイト: https://www.jst.go.jp/sis/scienceagora/2025/
主  催: 科学技術振興機構(JST)

■JAAS年次大会2025に関するお問合わせ先
日本科学振興協会年次大会 事務局 (担当: 吉田)
E-mail: jaasmeetings@gmail.com
年次大会特設Webサイト: https://jaasscience.my.canva.site/jaasmeetings2025
年次大会X: https://x.com/jaasmeetings