小集会
日時:2023年3月30日(木)15:45~17:30
会場:第1講義棟12(第6会場)
1)若手の会企画による小集会(32)「若手の共同研究アイデアソン」
発起人:谷吉和貴・中嶌洸太(京都大学大学院農学研究科)・山口友亮・磐佐まりな・本田爽太郎(東京農工大学大学院連合農学研究科)
内容:自身の研究と他の人の研究との組み合わせで,どのようなことができるのだろうか?
本小集会では,各自の研究内容や関心のある分野についてお互いに紹介しあったのち,共同研究立ち上げの可能性についてグループワークを行います.活発な議論が行えるような仕掛けを準備しております.ぜひご参加ください.
会場:第1講義棟24(第2会場)
2)「有機農業と作物研究〜有機栽培面積100万haに向けて必要な研究とは?〜(水田編)」
発起人:田澤純子・吉永悟志・内野彰・石川葉子・前川富也(農研機構・中日本農研)
内容:「みどりの食料システム戦略」が策定されて2年ほど.「2050年までに有機栽培面積100万ha」という大きな目標が掲げられたことで耳目を集めています.有機農業面積の拡大には,水田という場を利用した水稲作や大豆作といった土地利用型作物の有機栽培体系を確立することが重要であると考えられます.また,有機栽培上の課題に対する個別技術の開発は必須であり,日々新たな取り組みが行われています.本小集会では,まず農研機構における水田での有機農業体系の確立に向けた取り組みと今後の課題についてご講演いただきます.その後,有機水稲栽培で最大の問題である雑草防除に関する新たな機械除草技術の開発についてご紹介いただきます.続けて東京農工大で現在取り組まれている有機水稲栽培に求められる品種特性の研究などについてご紹介いただきます.最後に更なる有機栽培拡大のための技術開発に向けて,作物研究分野で今後取り組むべき課題について学会員の皆様と議論したいと思います.
講演題目と話題提供者:
水田における有機栽培体系の開発と今後の課題
三浦重典(農研機構・中日本農業研究センター)
両正条植えと直交機械除草を組み合わせた新たな有機水稲雑草防除体系の開発
今須宏美(農研機構・東北農業研究センター)
米ぬか施用による雑草抑制メカニズムの解明に向けて
田澤純子(農研機構・中日本農業研究センター)
有機栽培に適した水稲品種の生理生態・遺伝的特性
磐佐まりな・大川泰一郎(東京農工大学大学院連合農学研究科)
これからの有機農業研究についての意見交換