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会長挨拶
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日本作物学会会員の皆様へ
会長 山内 章
(名古屋大学大学院生命農学研究科)
 平成24年4月より2年間,会長を務めさせていただくことになりました.学会長選挙におきまして,ご推薦をしていただきました先生方を始め,会員の皆様方に厚くお礼を申し上げます.私には,学生の時に入会して以来30余年にわたり,様々な面で本会にたいへんお世話になり,また育てていただいてきたという実感があります.みずからの研究成果の発表の場として,学会誌や講演会では多くの会員に真摯な批判や激励をいただき,国内外の研究者と交流する機会を得,共同研究の仲間に加えていただき,また,教員になってからは,学生教育にとっても,学会は非常に重要な場であります.こうした学会活動は,言うまでもなく,作物学を愛し,その発展のために,情熱を注いでこられた会員のボランティア精神によって支えられてきたことを思うとき,この恩に少しでも報いるために,この2年間,微力ではありますが,精一杯,学会のために仕事をさせていただきたいと思っています.会員の皆様におかれましては,ご支援,ご協力のほどよろしくお願い申し上げます.
  立候補したときの公約にも書きましたが,現在,食料,食品,環境に対する,社会,あるいはそれだけでなく研究者の期待もたいへん高くなっています.たとえば,文部科学省が,バイオサイエンス(多くは医・薬学系の研究者)分野の研究者,技術者を中心に,重要な科学技術についての調査を実施した結果,農林水産関連課題がほとんどを占めていました(文部科学省科学技術政策研究所科学技術動向研究センター,2010).学会員が,このような状況を十分に理解し,また社会からの強い期待をしっかりと認識し,自信と責任感を持って研究や人材育成活動を進めていくためのサポート機能を,組織的な活動を強化することによって十分に果たしていきたいと考えています.
  前期の平沢会長のもとでは,財政検討・将来構想WGが,非常に重要な検討をして下さいましたし,会員の実態・意識を知るための広範なアンケート調査も実施していただいています.これらの検討事項は,それ以前の期から長い時間と大きなエネルギーを使って積み上げられてきたものです.このようなこれまで諸先輩方,会員の皆様が築いてこられた基盤の上に,今期は,少しずつそれらを実行に移していく方向で本会の運営をしていきたいと考えています.以下が主な重点項目です.

1.他分野との積極的な交流による作物学の発展
 国内外の関連学会などとの関係強化(講演会やシンポジウムの合同開催)による,食料・エネルギー・環境問題の解決に貢献する科学としての地位強化をさらに図っていきたいと考えています.具体的には,国内では,育種学会,土壌肥料学会,園芸学会,熱帯農業学会,雑草学会などがあります.また,学術会議とも密接な連携をとっていきたいと考えています.さらには,民間企業も含めてこれまでになかった新しい分野での連携も模索したいと考えています.また,海外では,森田会長,国分会長の際に基礎を作られ,大杉会長の際に学術交流協定を締結した中国作物学会を始め,韓国作物学会,アジアにおいて,農学関連の学会の中で,最も早く結成され,日本作物学会がその形成の中心的な役割を果たしたアジア作物学会,世界作物学会議,世界の植物科学関連学会の連合体であるGlobal Plant Councilなどとの連携を深めていきたいと考えています.

2.次代を担う若手研究者の育成
 喫緊の課題として取り組みたいと考えています.この課題については,これまでも多くの試みがなされてきて,たとえば海外渡航支援や学会賞などで効果を上げてきています.今後はこれらの取り組みをさらに強化し,若手研究者が学会誌での論文や講演会での発表を通じて成果を公表し,研究資金や研究者ポストの獲得に実質的に貢献できる学会にしていきたいと考えています.
  また,作物学の分野においては,学生・院生における女性割合に比べて,研究者における同割合が圧倒的に低いことから,若手研究者の育成は,女性研究者の育成と深く関わるという観点から,男女共同参画にも積極的に取り組みたいと思っています.また,男女共同参画を推進することが,作物学研究そのものの発展にどう繋がるかについて,会員の皆様とともに正面から考えたいと思っています.

3.学会誌機能の充実
 作物学会は,農学関連学会の中でも土壌肥料学会に次いでいち早く英文誌PPSを刊行し,日作紀とともに会員の広いニーズに応えてきました.発刊当時は,それまで,日作紀のみで年に4回しか学会誌を出していなかったのと比べ,両誌あわせてその2倍の8号分を刊行することになるので,財政面でも,また雑誌の量や質の面でも相当に心配されていましたが,ご存じの通り,歴代の編集委員会や会員,投稿者のサポートにより,順調に育ってきています.
  今後はさらに,両編集委員会とよく相談の上,研究成果などの対外的な発信力の強化とともに,幅広い会員の研究成果発表の場として,一般の商業誌とは異なる目的を持った,学会誌としての機能強化を図っていきたいと考えています.すなわち,投稿されてきた論文の価値を,編集委員会と査読者と投稿者が協力して見出し,さらに高めていけるような機能がさらに充実すれば,若手会員や,現場に近いところで研究をされている会員も含めて,学会誌への関心も一層深まり,投稿者や読者の幅も拡がっていくことが期待されます.

 これら以外にも,重要な課題として,最近目に見える進展が見られる,学会広報活動,出版活動,支部との連携などが挙げられます.これらの目的はいずれも会員の研究と交流を促進する場としての本学会の機能を高めることにあります.その結果として,会員数が増加し,本会の活性化を一層促進することが可能になると考えます.会員の皆様から,ご意見を積極的にお寄せいただくと同時に,ご支援,ご協力を重ねてお願いいたします.